タイブレークWBCのルール!打順とランナー走者は?延長は何回から何回まで?

現在行われている野球の第4回WBC2017(ワールド・ベースボール・クラシック)。

開催前の心配とは裏腹に日本中が盛り上がっています。

視聴率も物凄いことになっているようです。

さて我が日本チームですが、第1ラウンドを見事に勝ち抜きました。

そして第2ラウンドの初戦が先日行われました。

日本対オランダの試合。

結果は見事日本の勝利!

延長線の末の劇的な勝利に日本中が熱狂しました。

そしてこの試合で注目されたのが

「タイブレーク方式」

です。

私は野球経験者なので分かりますが、普段あまり野球を見られない方は

「タイブレークって何のこと?」

と戸惑われたかもしれません。

そこで今回はWBCで採用されているタイブレークについて解説します。

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タイブレークルールの採用理由

今回のWBCではタイブレーク以外にも投手にも投球制限のルールがあります。

投球制限については別の機会に書きたいと思います。

しかし

・タイブレーク
・投手の投球制限

どちらも共通していることがあります。

それは

「選手の負担を出来るだけ減らす」

ということです。

WBCでのタイブレークの採用理由は

「試合が長時間になるのを防ぐため」

です。

WBCではかなり過酷な日程で試合が行われます。

しかも国と国の移動もあります。

WBCでは参加国のレベルがかなり拮抗しています。

そのため必然的に1点を争うゲームになることが多いです。

なかなか1点が入らないこともあります。

もしタイブレークがなかったらどうなるのか?

それは

「いつまでたっても試合が終わらない」

ということです。

そうなると選手の体力の負担がきつくなります。

しかも翌日も試合があります。

そうすると体が持ちません。

ですから、出来るだけ9回までに試合を終わらせたい。

もし延長戦になっても出来るだけ早い回で試合を終わらせたい。

それがWBC運営の狙いなのです。

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タイブレークは何回から何回までやるの?

通常、野球の試合では9回で決着がつかなかった場合、10回から延長戦が始まります。

そしてWBCも同じように10回から延長戦が始まります。

ただしWBCでは

・10回は普通の延長戦

・11回からタイブレーク方式スタート

・タイブレーク方式は決着がつくまで行う (何回までという制限規定はない)

とはいうルールになっています。

そこで気になるのが

「なぜ10回だけタイブレーク方式ではないのか?」

ということです。

この理由については明らかにされていません。

しかし私は野球経験者としてなんとなく理由が分かります。

それは

「可能な限り特別なことはせずに、普通の野球の試合をさせたい」

というWBCの運営の願いだと思うのです。

タイブレーク方式というのは「特別なこと」です。

選手のためにも出来るだけ体力的な負担は減らしたい。

でも出来るだけ特別なルールなどは使いたくない。

純粋にいつもの野球のルールで決着をつけさせたい。

この問題を解決するための手段がタイブレーク方式の11回からの導入だったと思います。

「出来れば10回までに決着をつけてほしい」

私にはWBC運営のそんな声が聞こえてきます。

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タイブレークの打順とランナーは?

WBCでは11回の攻撃からタイブレーク方式で試合が始まります。

そして

ノーアウト
ランナー1塁・2塁

の状態から始まります。

具体的な例で説明しますね。

先日の日本対オランダの試合の場合です。

まず10回表の日本の攻撃。

1アウト満塁。

バッターは3番の青木宣親選手。

しかし残念ながら青木選手はダブルプレーで日本の攻撃は終了してしまいました。

そして10回裏のオランダの攻撃も無得点に終わり11回の攻防に突入しました。

11回の日本の攻撃は

・バッターは「4番・鈴木誠也選手」

・2塁ランナーは「2番・菊池涼介」選手

・1塁ランナーは「3番・青木宣親」選手

からスタートしました。

つまりタイブレーク方式では

・バッターの「2つ前」の打順の選手が「2塁ランナー」

・バッターの「1つ前」の打順の選手が「1塁ランナー」

ということになります。

まとめ

WBCでのタイブレーク方式について解説させていただきました。

オランダ戦に続き再びタイブレークの試合になることも予想されます。

ぜひとも日本には決勝ラウンドの舞台であるアメリカに行ってほしいですね。

そして優勝してまた熱狂したいです。

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