卓球の中国スーパーリーグから日本人選手が排除されることになりました。
今季参戦する予定だった
- 平野美宇
- 石川佳純
の2人もプレーできなくなってしまったということです。
あまりにも突然の出来事に驚きを隠せません。
これはいったいどういうことなのでしょうか?
私が特に気になったのが
- 中国スーパーリーグが日本人選手を排除した理由
- 日本人選手に与える影響
などです。
調査しましたので、ぜひ最後までご覧ください。
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中国スーパーリーグが日本人選手を排除した理由
なぜ中国は日本人選手を締め出すことにしたのでしょう?
その理由について、中国は明らかにしていません。
日本に対して、突然、一方的に通告があったのです。
そこで推測になってしまうのですが、理由を考えてみたいと思います。
まずニュースの記事だけでは
- 日本人選手だけが排除されるのか?
- 外国人選手は全て排除されるのか?
ということが分かりません。
もし日本人選手だけというのであれば問題がありそうです。
しかし全ての外国人ということであれば、それは中国の自由でしょう。
ここは大事なポイントなので、ぜひ詳しく報道してほしいですね。
なぜ中国はこんなことをしたのか気になりますね。
スーパーリーグは卓球の世界最高峰のリーグと言われています。
そしてそう言われているのは、外国人選手の参加を認めているからです。
ですが、今後は中国人しか参加できないということになると、もうこの看板は使えなくなります。
ただの国内リーグになってしまうからです。
例えばサッカーでは
- イギリスの「プレミアリーグ」
- スペインの「リーガ・エスパニョーラ」
- ドイツの「ブンデスリーガ」
- イタリアの「セリエA」
などたくさんのリーグがあります。
そしてそれらのリーグは全て外国人選手の参加を許可しています。
だからこそ「世界最高峰」「世界◯位の」という言葉を使えるのです。
現在の世界の卓球界は
- 1位 中国
- 2位 日本
という構図が出来上がっています。
これは男女ともです。
そして近年、日本が中国を猛烈に追い上げてきています。
女子は
- 平野美宇
- 伊藤美誠
- 早田ひな
など。
男子は
- 張本智和
が圧倒的な強さを見せています。
現時点では中国の方が日本よりも強いです。
しかし5年後はかなりの確率で日本が追い抜くことが予想されます。
それは中国は若手があまり育っていないからです。
20代の若手の中国人選手は強いです。
しかし日本のように10代前半や後半の選手層が薄いのです。
このままいけば間違いなく中国は日本に負けることになるでしょう。
中国にとって卓球は国技です。
たくさんあるスポーツの中の一つではありません。
卓球には中国という国の威信がかかっているのです。
ですから中国は卓球に関しては、常に世界ナンバーワンである必要があるのです。
中国が日本人選手を参加させるということは、ライバルを育てているということですから、中国の気持ちも多少は理解できます。
しかし成長するのは中国人選手も同じです。
日本人選手に負けないように練習のモチベーションが更に上がるからです。
スーパーリーグに日本人選手が参加でないことは日本にとってもですが、中国にとっても痛い点はあります。
それは大会以外で日本人選手と対戦する機会がほぼなくなるからです。
つまり実践の機会が減るのですから、相手選手のことがよく分からないということです。
もちろん日本人選手にとっても同じ条件なのですが。
今回の件は、世界の卓球界という大きな視点から見ればマイナスの要素が強いでしょう。
世界に開かれていた中国スーパーリーグが扉を閉じてしまうわけですから。
また世界から非難されることも予想されます。
きっと中国もそれは承知のうえでしょう。
それほど中国にとって卓球というのは重要だということなのです。
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日本人選手に与える影響
スーパーリーグに参加できなくるということは、日本人選手にどんな影響を与えるのでしょうか?
正直、めちゃめちゃ痛いですね。
特に若手選手にとってです。
張本智和選手なんて、もし参加出来たら恐ろしい勢いで強くなるでしょう。
間違いなく10代で男子ナンバーワンの卓球選手になります。
これは世界が認めていることです。
中国のスーパーリーグというのは、日本人選手にとって世界と戦う実力を磨くのに一番の場所なのです。
- 世界最高峰のリーグである
- 日本からの移動が短くて楽である
- 福原愛の影響で日本人選手の印象も悪くない
ということなどが理由です。
政治や経済の分野では日本と中国は常に揉めています。
しかし卓球では良好な関係が続いていたのです。
それだけに本当に残念ですね。
卓球は他にも
「ドイツのブンデスリーグ」
というものがあります。
ブンデスリーグもレベルの高いリーグで、世界2位のリーグと言われています。
実際に過去も現在も日本人選手が参加しています。
ですから今後はもしかするとドイツのブンデスリーグでプレーする日本人選手が増えるかもしれません。
しかしドイツは中国に比べて移動距離が長いです。
更に言葉や生活習慣も日本とは大きく異なります。
日本と中国ももちろん違いますが、似ているところも多いですからね。
今後は
- 日本国内で実力を磨く
- ドイツのブンデスリーグに参戦する
この2つのどちらかが主流になるでしょう。
どんな環境でも強くなれますから、選手の皆さんには頑張ってほしいですね。
まとめ
今回の件は、いろいろと思うことがあります。
もちろん中国のことなので、中国が決める自由があります。
繰り返しますが、日本人だけではなく、全ての外国人という条件付きですが。
しかしこの措置は間違っているような気がします。
仮に日本のサッカーのJリーグから全ての外国人選手を排除したら、試合が物凄くつまらなくなりそうです。
視聴率や観客は激減するでしょう。
そして日本のサッカーのレベルも下がっていくでしょう。
中国の卓球界もそうならないといいのですが……
中国が考えを変えてくれればいいなと思っています。
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