先日現役を引退した、大相撲界最高峰の横綱に君臨していた稀勢の里。
そして現在、大相撲界で最も注目を集めていると言っても過言ではない、大関・高安。
この偉大なる力士2人が兄弟のように仲良しだと言われています。
仲良しと言われてもいろんなレベルがありますか、どれくらいの関係なのでしょうか?
気になりましたので調査しました。
また高安の脱走事件や横綱昇進についても興味深いことが分かりましたので、ぜひ最後までご覧ください。
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稀勢の里と高安は兄弟のように仲良し?共通点が意外と多い!
大相撲ファンだけではなく、相撲にそれほど詳しくない一般の方にも名前が浸透している稀勢の里と高安。
兄弟のように仲がいいと言われていますが、その理由を探るために、あたらためて2人のデータを見ていきましょう。
まず所属する「相撲部屋」ですが、2人とも田子ノ浦部屋です。
つまり兄弟弟子の関係なのです。
そして「年齢」ですが、2019年2月時点で
- 稀勢の里 32歳
- 高安 29歳
です。
稀勢のが3歳年上ですね。
3歳年の離れた男兄弟は日本中にたくさんいそうですね。
次に「出身地」ですが
- 稀勢の里 茨城県牛久市
- 高安 茨城県土浦市
です。
なんと2人とも同郷なんですね。
しかも牛久市と土浦市は隣り合う市同士です。
接している区域はほんのわずかですが、お隣通しの市なのです。
こうして見てみると、共通点がかなり多いです。
もうこれだけで充分なのですが、他にもありました。
なんと2人とも中学時代は野球部だったということです。
稀勢の里はエースで四番。
地元の野球強豪校からスカウトが来たほどの実力でした。
噂によれば地元茨城の常総学院高校からも声がかかったとか。
もし稀勢の里が同校の野球部に入部していれば、甲子園の決勝でダルビッシュ有と対戦していた可能性があります。
稀勢の里は迷いに迷った末、相撲を取りました。
もし野球を選んでいたらと考えると、いろいろと想像が膨らみますね。
高安もピッチャーをやっていましたので、これも同じですね。
つまり「野球部&ピッチャー」も共通しています。
たとえ同じ部屋の兄弟弟子の関係であっても、誰でも仲良しなわけではありません。
しかし稀勢の里と高安はここまで共通点が多いというのは、やはり仲がいいと言われる大きな要因でしょう。
ところで2人のような関係の兄弟弟子は、過去にもいたのでしょうか?
実はいたのです。
まずは「北の湖」と「北天佑」ですね。
2人とも同部屋で同郷です。
横綱と大関という関係も同じです。
そして「千代の富士」と「北勝海」もそうですね。
ただこの2人は同郷ですが、共に横綱ですから、少し違いますね。
間違いなく言えるのは、大相撲界においては極めて稀なケースだということです。
相撲部屋での稽古では2人ともほとんど口をきかなかったとされます。
これは仲良しゆえの馴れ合いを避けるためです。
勝負事に甘えを持ち込んでは強くなれないからです。
ですが相撲を離れれば別です。
毎年元日には2人は銀座の高級寿司店から物凄い量の寿司を注文します。
食べきれないほど取り寄せて、残りを全部高安に食べさせるのが稀勢の里の密かな楽しみだったとか。
弟にいたずらする、茶目っ気たっぷりなお兄ちゃんって感じですね。
とても微笑ましく、光景が目に浮かぶようです。
相撲に関しては超厳しく妥協のない2人。
でも相撲以外では、本当の兄弟みたいに仲良しなのでした。
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高安は何度も部屋を脱走していた?
高安は今でこそ大関まで登りつめましたが、実はなかなかの問題児でした。
なんと過去に7回も部屋を脱走していたのです。
中には実家のある土浦市まで自転車で50キロの道のりを逃げたことも。
理由は、稽古が厳しかったためです。
なんだか情けない気もしますね、正直。
まあそれだけ凄まじい稽古なのでしょう。
普通であれば、これだけ脱走すれば破門にされても不思議ではありません。
しかし高安はなんとか続けることが出来ました。
理由は2つあります。
一つは、高安のお父様が部屋を訪れ、親方に頭を下げてお願いしたことです。
この姿を見た高安は強烈なショックを受けたとのことです。
そして二つ目は、稀勢の里の存在です。
稀勢の里は普段は物静かですが、高安が脱走して戻ってきたときは「お前には才能があるから、絶対に相撲を辞めるな」と何度も説得していました。
これだけ自分のために愛情を注いでくれている人がいたため、高安は相撲を続けられたのです。
やっぱり最後は人と人なんですね、何事も。
高安の横綱昇進はいつ?
そんな高安ですが、大関の次は横綱しか残されていません。
尊敬する兄弟子の稀勢の里はかつて
「俺は高安に横綱にしてもらった。次は俺が高安を大関に引っ張り上げる」と言っていました。そしてそれは現実になりました。
稀勢の里が引退した今、高安は絶対に横綱昇進をしなくては男がすたるというものでしょう。
それでは高安の過去6場所の成績を振り返ってみましょう。
- 2019年1月場所 9勝6敗
- 2018年11月場所 12勝3敗
- 2018年9月場所 11勝4敗
- 2018年7月場所 9勝6敗
- 2018年5月場所 休場
- 2018年3月場所 12勝3敗
となっています。
休場もありましたが、なかなか立派な成績です。
12勝が2回もありますからね。
それにしても2019年1月場所の9勝6敗が本当にもったいない。
高安は1月場所で13勝以上で優勝していれば、かなりの確率で横綱昇進していた可能性が高かったからです。
そんな運命を決める場所で9勝6敗では物足りませんね。
厳しい意見かもしれませんが、多くの相撲ファンはそう思っているでしょう。
高安は今、一番勢いに乗っている力士です。
ですから今年中の幕内優勝、連続優勝も可能性はあると思っています。
もしそうなれば満場一致で横綱昇進になるでしょう。
そのためにも高安には2019年は死に物狂いで横綱を取りにいってほしいです。
きっと出来ますから。
まとめ
今回は稀勢の里と高安の兄弟のような関係について書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
2人は本物の兄弟以上に心が通じる関係だと、私は感じています。
稀勢の里のためにも、高安は2019年中になんとしても横綱になってほしいです。
そして2020年の東京オリンピックの年は、ぜひ横綱として迎えてもらいたと願っています。
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