大相撲界では様々なことが話題になります。
その中のひとつに「化粧まわし」があります。
力士によってデザインは異なりますが、この化粧まわしを見るのも相撲観戦の楽しみという方もいらっしゃることでしょう。
そんな化粧まわしですが、値段っていくらくらいするのでしょうか?
平均価格が気になるところです。
そこで調査してみました。
興味深いことがたくさん分かりましたので、ぜひ最後までご覧ください。
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化粧まわしの値段の平均価格はいくら?
力士の土俵入りを彩る化粧まわし。
なんだか見ているだけで楽しくなってきますよね。
果たして値段っていくらなのでしょうか?
まず化粧まわしには2種類あります。
- 稽古で使用する締め込みのもの
- 土俵入りのお披露目用のもの
です。
まず稽古用については「7,000円~2万円」程度とされています。
このタイプは意外と安いですね。
それに対して土俵入りで使う化粧まわしは「最低でも100万円以上」とされています。
価格帯としては「150万円~180万円あたりが多い」とのことです。
高いとは思っていましたが、これは想像以上でした。
なんとなくですが10万円くらいかなと思っていたからです。
まさか桁が違うとは。
中には一千万円以上のものもあります。
ちなみに古い話ですが、元大関の若島津の化粧まわしにはなんと10カラット以上のダイヤが施されていて、なんとその値段は驚異の「1億5,000万円」とされています。
うーん、まさに狂気の世界ですね(笑)
当時はバブル時代ということもあったのですが、それにしても凄すぎます。
おそらくですが、化粧まわしを警備している方もいたことでしょう。そのへんにポンと放置できる値段ではありませんからね。
ちなみに傾向としては番付と比例して、化粧まわしの値段も上がってきます。
特に大関や横綱になると注目度も高いですからね。
現代の力士では
- 横綱・稀勢の里の「ラオウ」
- 大関・高安の「チャップリン」
の化粧まわしなどは特に有名です。
おそらくですが、ラオウに関しては北斗の拳の著者である原哲夫先生と武論尊先生の許可を得ていると思われます。
ですが著作権料などは発生していないでしょう。
横綱の化粧まわしのデザインともなれば日本中から注目されます。それが連日テレビや新聞などのメディアで取り上げられるのですから、宣伝効果は凄まじいものがあります。
つまり稀勢の里側も北斗の拳側もWIN-WINの関係ということです。
更に相撲ファンも嬉しいですから、誰も損をしないという平和な世界ですね。
以上が大相撲の化粧まわしに関する値段や相場についてでした。
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化粧まわしは力士が自分で買うの?
ここで気になるのが「化粧まわしは力士本人が自分で買うのか?」ということです。
なんと言っても、値段の相場が100万円以上しますからね。
横綱や大関などの高給取りであれば話は別ですが、平幕や十両の力士にとってはかなり高い値段がしますから。自分で買うとなると、なかなか大変そうです。
実は力士の化粧まわしは「スポンサーからプレゼントされることがほとんど」です。
スポンサーというのは、力士を応援してくれている方々のことです。
その中には会社を経営されていたり、いわゆるお金持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
更に化粧まわしにはスポンサーの企業名なども記すことが許可されています。つまり誰がその化粧まわしをプレゼントしてくれたのかが分かるということです。
もちろんスポンサー名は記しても記さてなくても、どちらでもOKです。
個人的には大関・高安のチャップリンがデザインされた化粧まわしのスポンサーある「野火止クリニック」さんなんか印象深いです。
チャップリンの化粧まわしということで物凄い注目を集めましたから、当然「野火止クリニックって何?どこかの病院?」と気になって検索した人が日本中にいるということです。
ちなみに私も検索しました(笑)
つまりスポンサーにとっては力士に化粧まわしをプレゼントするというとこは、程度の差はあるものの、宣伝効果があるということです。
たとえ番付は低くて力士には必ず固定ファンがいます。
そんな彼ら彼女らは間違いなくお気に入りの力士の化粧まわしにも注目しています。
ですからスポンサーにとってはいいことが多いのです。
もちろんスポンサーは化粧まわしで儲けようとは思っていません。失っても惜しくないお金で作って、そしてプレセントしているはずですから。
自分のお気に入りの力士、横綱などが自分の会社などの冠の入った化粧まわしをつけてくれる。そしてそれが相撲中継を通じて日本全国へ放送される。
これほどの「道楽」はなかなかないでしょう。
相撲ファンの皆さんもそうだと思いますが、私もお気に入りの力士の化粧まわしに名前を出してみたいです。
個人名は禁止されていますから、なんらかの団体や企業をつくらなといけないのですかね。
なかなか実現するのは大変そうです。
でも不可能ではないはずです。
相撲ファンにとってはこれ以上ない最上級の夢ですね。
化粧まわしの重さはどれくらいある?
ところで化粧まわしの重さってどれくらいあるのでしょうか?
なかなか想像が出来ないですよね。私も全く分かりません。
そこで調べてみたのですが、実は「横綱が土俵入りするときにつける化粧まわしは、重さが20~30キロある」ということです。
めちゃくちゃ重いですね!
ちょっと信じがたい、尋常じゃない重さです。
ここまで重いので、さすがの横綱でも相当な疲労があるとのことです。
本番の取り組み前に、実は横綱はハンデを背負っているのかもしれません。でも横綱土俵入りは大相撲の花形ですから、なくすことも難しいでしょうね。
なんだか横綱を見る目が変わってきました。
まさかこんな大変なことを本割の前にやっていたとは。
横綱の皆さんを心から尊敬します。
まとめ
今回は大相撲の化粧まわしの値段を中心に書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
私は今回の調査を通して本当にたくさんのことを知ることが出来ました。そのおかげで、ますます相撲を見るのが楽しくなってきました。
力士の皆さんもそうですが、支えていらっしゃる方もいて大相撲の世界は成り立っているのですね。
そんな方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
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