横綱・白鵬に「引退してほしい」との声があがっています。
現役バリバリで活躍している力士に対して穏やかではないですね。相撲界の最高位である横綱に対してこのような意見があるのはなせでしょうか?
果たしてこれは間違っているのか、それとも正しいのか、その辺りについて考えていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
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白鵬に引退してほしいとの声があがるのはなぜか?
白鵬に引退してほしいと言っている人たちの意見をまとめてみると、白鵬は
- 時間にルーズでよく遅刻する
- 不倫報道が出ている
- 好き勝手しすぎている
- 礼儀がなっていない
など問題があるとのことです。
白鵬は現在、結婚していて子供もいます。しかも名門小学校に通われているとのことで子育ても熱心のようですね。意外と教育熱心なパパなのかもしれつせん。
不倫については本人は否定しています。あくまでも奥さん以外の女性と遭っていたというだけなので真偽の程は分かりません。なので憶測で不倫していると言うのはだめだと思います。
また個人的には白鵬は子煩悩なパパというイメージがあるので、不倫なんかしていてほしくないという願いもあります。
白鵬の一番の問題点は「マナー」だと、私は思っています。
相撲では「張り手」や「かち上げ」は正式な技として認められています。ですから白鵬がこれらの技を使っても問題はありません。
しかし白鵬の場合は技の境界線を越えてしまっているのではないかということです。
張り手というのは通常は手のひらを使って相手を押していく技です。しかし白鵬の場合は「掌底」に近く、手のひらの下部を使って相手に叩き込んでいく感じなのです。
当然、張り手よもり掌底の方が硬いので、相手へのダメージは大きくなります。
また白鵬のかち上げは、かなりエルボーに近いものがあります。そのため白鵬の対戦相手が負傷してしまうケースも多く見られます。
ですから相撲ファンからは「白鵬の技は相撲の技ではない、格闘技の技だ」と言われたりするのです。
白鵬の問題点をを指摘したりすると、それが事実であっても周りからいろいろい批判されることがあります。「白鵬が日本人ではなくモンゴル人だから攻撃されている」のだと。
でも私はそれは違うと思います。
論点は白鵬の国籍ではなく「白鵬の相撲が日本の国技である大相撲にふさわしいか」ということだからです。
大相撲は日本の国技です。国技ということは日本人の魂や精神がその根底に流れているということです。
日本人の心には
- どんな手を使っても勝負に勝てばいい
- ルールさえ守れば、文句を言われる筋合いはない
と言った考えはありません。
たとえそれが勝負事であっても、相手に対する敬意というのが必ずあるのです。
白鵬の相撲には相手に対する尊敬の念があまり感じられないのです。もっと言えば相撲に対する敬意も低い印象があります。「相撲愛」のようなものが果たしてあるのかと疑問に思うこともあります。
白鵬がモンゴル人だからと言って嫌っている相撲ファンはいません。ただ白鵬に反則スレスレの技ではなく、正々堂々たる横綱の相撲をしてほしいと願っているだけなのです。
言葉ではなんとでも言えます。
白鵬には相撲を通してそれを表現してほしいと願います。
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白鵬が現役にこだわる理由
白鵬は既に力士としては若い年齢ではありません。しかし本人の口からは引退の言葉は全く出てきません。
もちろん今なお現役最強力士の横綱であるというのもあるでしょう。
しかし一番のモチベーションは「2020年の東京オリンピックまで現役でいたい」という強い願いがあるからかもしれません。
白鵬自身はこの点について言及していません。ですがオリンピックは世界最大のスポーツイベントです。世界中からの注目を集めます。
まだ詳細は決まっていませんが、東京オリンピックの開会式では日本の国技である大相撲の演出は欠かせないと言われています。そうなると当然、そこには最高位の横綱の登場ということになります。つまり白鵬の出番だということです。
ここからは想像になりますが、白鵬自身は東京オリンピックに対する執着はないかもしれません。
ですが亡くなられた白鵬のお父様のため、そして祖国であるモンゴルのためになんとか出たいという願いはあるのではないでしょうか。
白鵬はお父様のことをとても尊敬しており「父を超える子はいない」と語っています。やはり愛する父のためにという思いが相当強いはずなのです。
もちろん横綱であれば収入の面でも恵まれています。お金の面でも現役を続けたいのも一つの理由でしょう。これは当然のことであり非難すべき理由はなにもありません。
しかし一番は愛する者のためにというのが真相なのでしょう。私はそう信じます。
白鵬の休場や怪我の多さが心配
白鵬は怪我や休場が多い力士です。この記事を書いている1月場所でも、途中休場してしまいました。
怪我や休場は仕方のない点もあります。どの力士も休みたくて休んでいるわけではないからです。
しかし白鵬は横綱です。横綱は負けが続けは引退に追い込まれます。ですから本来は休場が続けば引退になっても文句は言えないはずなのです。
横綱が不在の場所が多いのは相撲界にとっても大問題だからです。
横綱審議委員長からも「白鵬は大怪我には見えない」との指摘もあがっています。まさか白鵬が怪我を偽っていることはないでしょう。しかし多少我慢すれば相撲が出来るのであれば、安易に休場するのは横綱としてふさわしくないの事実です。
横審としては、引退した稀勢の里が8場所連続休場をしてしまった前例もあり、強くは言えないのでしょう。
白鵬に限らないのですが、横綱の長期休場の理由として、休場しても番付が落ちないというのがあると思います。しかも休んでいても給料は保証されていますから、無理して出場して怪我が再発するなら出ないほうがいいというのも理解できます。
しかし個人的には、横綱の連続休場は3場所が限界だと思います。3場所といえば半年です。半年経っても治らない怪我であれば、それはもはや横綱としての相撲をとることはできないと思うからです。
休場中の給料保障は必要です。ですが、休場中は通常の50%減くらいの厳しさがあってもいいはずです。
土俵上で毎日戦っている力士と、休んでいる力士の給料が同じであっていいはずはないからです。
相撲協会にはこの点についても改善を求めます
まとめ
白鵬の引退してほしいという声を中心に記事を書いてみました。
いろんな意見があると思いますが、個人的には白鵬には正々堂々と横綱らしい相撲をとってほしいです。掌底やエルボーもそうですが、立ち会いで変化したりするのもやめてほしいです。
そして出来るたけ休場することなく、強い横綱として東京オリンピックまで頑張って現役を続けてほしい願っています。
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