自転車の無灯火事故の責任はどっちにある?「車の運転手が可哀想」

私は日頃から自転車に乗っています。
車の運転はしないので、運転される方の気持ちは分かりません。
ですが、1つだけ経験しなくても分かることがあります。

それは

「自転車の無灯火が多くて、車の運転手さんは可哀想」

だということです。

これだけは経験していなくても、100%の確信があります。
本当に心から同情いたします。

「権利」というのは「義務」とセットになって初めて成立します。

65歳になれば、年金を受取る「権利」があります。
ただし、それは一定期間、年金を国に納める「義務」を果たした人だけです。
年金を納めていないのに、65歳になったら年金を貰うことは出来ません。

では、自転車について考えてみます。

自転車に乗る「権利」を行使するということは、
それに付随する「義務」を果たすということです。

・権利…自転車に乗ること
・義務…道路交通法を守る

ということです。

以下、車を運転しない私が、車を運転される方の視点で書いていきます。

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1.なぜか通用しない運転手の嘆き「こっちが被害者なのに…」

これは車を運転される親戚のおじさんに聞いた話なのですが、

「車で事故に遭った場合、どんなにこちらに落ち度がなかったとしても、
責任の割合が『0対10』になることは、ほとんどない」

ということです。

赤信号で停車していて、後ろの車から追突された場合などを除いて、
めったに『0対10』にはならないと、おじさんは言っていました。

ということは、もし車と無灯火の自転車がぶつかって事故になった場合、
いくら車側に過失がなかったとしても、責任が発生してしまいます。
これは本当に理不尽なことだと思いますが、法律でそうなってしまうのです。

私はある時期、夜、外で働いていたことがあります。
そこでは車や自転車が自然に目に入ってきます。

状況としては、

・時間帯…夜
・明るさ…真っ暗
・つまり…明らかにライトをつける必要がある

こんな場面を想像してみてください。

実は、驚いたのですが、自転車だけではなく、無灯火の車というのも存在します。

これは私が住んでいる地域でのこと、そして厳密に計算してはいないのですが、
車の無灯火の割合は1,000台に1台くらいいるように思いました。

『0.1%』くらいだという体感です。

薄暗い、暗いというレベルではなく
「周囲は真っ暗で、ライトをつけないのは絶対におかしい」
という場面での割合です。

では、自転車の場合はどうでしょうか?

「自転車は、3台に1台は無灯火」

これが私の体感です。

周囲は真っ暗です。
その暗闇から突然、自転車が現れるのです。
これは、立ち止まっていても、歩いていても、充分に恐怖を感じます。

暗くても、自転車のライトをつけないということは、
ルールを知らない、知っていても守る気がないということです。

ということは、

・逆走
・信号無視
・脇道から突然侵入してくる
・後方確認をせずに、切り込んでくる

こういった違反行為を平気でする危険性が高いということです。

車の立場からすると、どんなに安全運転をしていても、
どんなに注意していても、こんな行為をする自転車との
接触事故を防ぐには限界があります。

車の運転手さん、本当に大変だと思います。
よく事故を起こさないと思います。

違反行為を繰り返す自転車が溢れる中で
、無事故無違反であることは、
本当に驚異的で尊敬に値します。

私は、車の運転手さんを尊敬しているのです。

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2.「自転車の無謀運転が、車を運転する人を減らしている」

私は車を運転しません。
それには、いくつかの理由があるのですが、その中でも大きいのが、

「無灯火の自転車が多すぎるから、車を運転しない」

ということです。

私は車の免許とバイクの免許を所持しています。
自慢することではないでしょうが、学科も実技も全て1回で合格しています。
なので、少なくとも運転の適正はあると思っています。

もし私が車を運転したらどうなるか?
そんなことを、以前からよく考えます。

そこで出てくる答えはいつも同じです。

・車に対して…事故を起こさない自信がある
・人に対して…事故を起こさない自信がある(車に対してよりは、自信は低い)

ですが、

「無灯火の自転車に対しては、事故を起こさない自信がない」

です。

私はお酒を飲みません。
なので飲酒運転をする可能性はゼロです。
運転するなら、いつも安全運転をする自信があります。

ですが、無灯火の自転車だけは、避けようがありません。

暗闇の中から、突然逆走してくる。
暗闇の中、脇道から、突然自転車が飛び出してくる。

これは事故があっても、感情としては、車には落ち度はありません。
でも法律では、100%ではないですが、車にも責任が発生します。

もし、車を運転していて、無灯火の自転車をはねてしまった場合…

車の運転手さんに、どんな責任が発生するのか、私は分かりません。
実際はそんなことはないのかもしれせません。

ですが、私は最悪の場面を想像してしまいます。

もし、無灯火の自転車をはねてしまったとき、
もし、目撃者がいなかったら、情況証拠だけになります。
そこで、運転手さんの主張を全部信じてもらえる保証はどこにもありません。

私が一番恐れていること、それは

「無灯火の自転車をはねてしまって、交通刑務所に行くことになってしまう」

です。

交通刑務所について少し調べてみました。

すると、

「交通事故や悪質な道路交通法違反などを犯して
実刑判決を受けた交通事犯の受刑者を収容するための刑務所」

という説明があります。

無灯火の自転車を車ではねてしまって、死なせてしまった人で、
実際に交通刑務所に行った人がいるかどうかは知りません。

でも、私はその恐怖があるのです。

会社に勤めていたら、クビになるでしょう。
結婚していたら、家族は大変なことになるでしょう。
もしかすると離婚することになってしまうかもしれません。

「どんなに真面目に一生懸命生きてきたとしも、
ある日、突然犯罪者になってしまう可能性がある。
その最も理不尽なものが、無灯火の自転車との事故」

だと、私は思っています。

実際は、無灯火の自転車をはねしまっても、
交通刑務所まで行く必要はないのかもしれせません。

だとしても、私は恐ろしいのです。

人生が終わってしまうのではないかという恐怖があるのです。

近年、車を運転しない人が増えています。
それに比例して、車の販売台数も落ちてきています。

車を運転しない理由は、人それぞれでしょう。
でも、もしかすると、私と同じような理由で運転しない人も、
少なからずいらしゃるかもしれません。

「車の販売台数を増やすためには、広告や宣伝にお金をかけるよりも、
自転車の無灯火運転を減らす方が効果が高い」

私はそう確信しています。

3.車を運転される方へ「理不尽な加害者になるリスクを減らす」

世の中には、車の運転のマナーの悪い人もいますが、
ほとんどの運転手さんは、マナーを守られていらっしゃる善良な方だと思います。

でも、無灯火の自転車との事故は、防ぎようがないところもあります。
でも、車対自転車の事故では、車の方が分が悪いです。
なので万が一事故を起こしてしまったときに備えておくことが必要です。

私がおすすめするのは

「車にドライブレコーダーを装備しておく」

ことです。

ドラブレコーダーというと、以前は値段も高かったのですが、
最近ではずいぶん安くなってきました。

スマホで使えたり、取り付けが簡単だったり、便利になってきています。

なので、安いものでも構いませんので、今すぐにでも
ドラブレコーダーを車に取り付けることをおすすめします。
1万円台くらいからあるようです。

ぜひ、探してみてください。

まとめ

自転車の無灯火運転について、車を運転される方の立場から書いてみました。

いかがでしたでしょうか?

私は車を運転しないのに、なぜかこの問題に凄く関心があります。
特に自転車事故やドライブレコーダーの記事や広告があると、保存してしまうほどです。
かなり詳しくなってしまいました。

ドライブレコーダー、かなり進化しています。

私はなぜ、こんなに自転車の無灯火に怒りを感じるのか、今までは分かりませんでした。
ですが、ここまで書いて気づきました。

それは

「運転ルールを守られている車の運転手さんが、
理不尽な交通事故に巻き込まれないでほしい」

という思いがあるからです。

真面目な人が報われる社会であってほしい、
ルールを守っている人がバカを見ない社会であってほしい。

そう、心から願っています。

無灯火の自転車というのは、そういった真面目な善良な方々
の人生を一瞬で狂わせてしまう、破滅させる引き金になります。

もちろん、自転車側にそんな自覚は全くないでしょうが。

私は、無灯火の自転車に平気で乗っている中学生や高校生見ると、いつも心の中で思います。
そして、こう質問したくなります。

「もし君のお父さんやお母さんが車を運転していて、
無灯火の自転車をはねてしまったとき、
君は自転車に乗っていた人に、どんな言葉を言いたくなる?」

果たして何と答えるでしょうか?
もちろん実際に質問したりはしません。

でも、

「自転車の無灯火の問題の本質は、相手に対する思いやりの欠如」

です。

これは他人がいくら言っても響きません。
親やおじいちゃんやおばあちゃん、学校の先生たちが粘り強く言い続ける必要があります。

中学生や高校生などの未成年が事故を起こした場合、
その責任は保護者である親が背負うことになります。

車と自転車が事故に遭遇した場合、通常は車側の責任が重いです。

ただし、あくまでも通常の場合です。

もし、車が無灯火の自転車を避けようとして、壁に激突して、
その結果、運転手さんが亡くなってしまった場合。

自転車に乗っていた中学生は無傷でした。

目撃者も複数いて、運転手さんに落ち度はなかったこと、
そして自転車が無謀運転をしていたことが証明されました。
ドライブレコーダーの、客観的・科学的な記録もあります。

私は専門家ではないので分かりません。

ただ、この場合は、自転車側に責任が発生する可能性があります。
刑事裁判、民事裁判で訴えれられる可能性もあります。

そうなってしまったとき、その事故を誘発した中学生の
お父さんやお母さんはどうなってしまうのか、家族はどうなってしまうのか。

「欠如しているのは、想像力」

です。

無灯火の自転車は、はっきり言って甘えています。
弱い立場だから罪が軽いことに甘えています。
しょせん、他人事だと思っています。

「自分自身が、お父さんやお母さんが、事故の当事者になってしまう可能性」

をすっかり忘れています。

事故にあった人は、必ずこう言います。

「まさか自分が…」

そうなったときはもう遅いです。
後悔しても時間は巻き戻せません。

私もまだまだですが、思いやりと想像力を持った優しい人間になりたいと思います。

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