猫の名前「世界で一番素敵な言葉」

まずは実際に起こった、猫に関する出来事から。

最近は見かけなくなってしまったのですが、
猫の親子がよく私の家の庭で遊んでいました。

親猫+子猫が5匹くらいです。

私は猫を飼ったことはないのですが、その子猫たちが小さくて小さくて
本当にかわいいなと思っていました。

猫を飼ったことはないけれど、飼ってみたいなと少し思ってしまいました。

ある日の朝、新聞を取りに行こうと思って玄関の扉を開けると、
そこに子猫が何匹かいて、一斉に逃げていきました。
その日は雨だったので、猫たちは雨宿りをしていたのですね。

玄関の扉を閉めて「猫が家の中に入らなくよかったなあ」
と思っていたら、家の中から「にゃ~」という声が聞こえてきました。

目をやると、そこには一匹の白い小さな子猫がいました。

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私が子猫に近づいていくと、その子猫は奥の部屋に入っていってしまいました。
その部屋はいつも私が仕事で使っている部屋で、パソコンなどの機械類があったので、
ちょっとマズイことになったなあと思いました。

それで私も部屋の中に入ったのですが、子猫が見当たりません。
「にゃ~」という鳴き声も聞こえません。

とりあえず、子猫をつかまえるのは難しいと思ったので、
いったん外から部屋の扉を閉めました。

そして、家の外に出て、庭側から部屋に入りました。
庭側の扉から子猫が外に出て行ってくれればいいなと思ったのです。

でもやっぱり子猫は見当たりません。
部屋の中にいるのは100%間違いありません。
どこに行ったんだろう?

恐る恐る部屋の中にあるいろんなものを動かしていると、
なんと子猫は本棚の裏側にいました。

そして子猫は開けていた庭側の扉から外に出ていってしまいました。

私はビックリしたと同時に、
「母猫やきょうだい猫たちと一緒にいるのがやっぱりいいよなあ」
とホッとしたのです。

●猫の名前「ある記事と出会い」●

私は新聞を取っているのですが、結構大雑把です。
1面から順番に気になる記事だけを読んでいくスタイルです。

その日もそんな漢字で読んでいたのですが、ある記事が目に飛びこんできました。

その記事のタイトルは

「世界で一番素敵な言葉」

そして、猫の置物のような写真でした。

私は猫を飼ったことがないし、猫との思い出といえば、
先ほど紹介させて頂いた、子猫とのドタバタの経験だけです。
ですが、なぜかこの記事が目にとまってしまったのです。

読んでみるとその記事は「猫の名前」について書かれたもので、
内容が本当に素晴らしかったのです。

それは猫を飼ったことのない私でさえも魅了するものでした。

これを読んでくださっているあなたは、おそらく猫を飼っていらっしゃるか、
これから猫を飼おうと思っていらっしゃると思います。

そんなあなたに、これから紹介させて頂くことは、きっと心に響くものだと思います。
なので読んでいただけると嬉しいです。

通常、記事を引用する場合は、その記事のほんの一部だと思うのですが、
この記事は全部が素晴らしくて、なかなかその一部を選ぶのが難しかったです。

なので、約半分を引用させて頂きます。
かなり長文なのですが、これ以上は削れないと思いました。

以下が、その引用部分になります。

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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目が開く前にひとに甘えること覚えた子猫は、つねにひとのそばにいる
ことを望んだけれど、なかなか足が立たず、
いつも懸命に鳴いて、自分のいる場所にひとを呼んだ。

ある日、前足が立った子猫は、後ろ足を引きずって、
ひとのいる居間に這ってやってきた。

あの時の輝いていた目は忘れられない。
得意そうに、誇らしげに、ひとを見上げていた。

あの頃も今も、この猫の願いはひとのそばにいることで、
それはたぶんこの先も変わらないのだろう。

それまでもうすうすとわかってはいたのだけれど、猫という生き物が、
ここまで人間を深く愛し、その存在を必要とするものだと、
彼女を育てて初めて知った。

この猫は幼い頃のわずかな時期、自分の名前で鳴いていたことがある。

人間に向かって、自分の名前を、明らかにわたしの声の発音と
イントネーションを真似て鳴いていた。

猫の世界には「名前」という概念はおそらく存在しない。
いつも自分に向けて投げかけられる言葉を、大好きな誰かに向けて鳴く
言葉として覚えたのかも知れない。

大きくなるにつれ、あの独特な声では鳴かなくなったので、
録音しておけばよかったといつも思う。

16年生きた猫は、そう遠くない日にいずれ寿命を迎えるだろう。

その瞬間まで、この猫は自分の名前を、世界で一番素敵な言葉としてとらえ、
わたしもその名をその想いを込めて、呼ぶだろう。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

引用部分は、以上になります。

私はこの記事を読んで「名前」というものについて深く考えさせられました。

人間が子供に名前つけることを「命名」と言いますが、
猫に名前をつけることも「命名」なのですね。

私は猫を飼ったことがないので分からないのですが、
猫を飼われていらっしゃる方が、猫に名前をつけること、
それは人間の赤ちゃんに名前をつけることと同じなのでしょうね。

猫にとって、飼い主が自分につけた「名前」は、
猫の一生の中で一番耳にする言葉になるでしょう。

これは想像なのですが、例え同じ「名前」を猫につけたとしても、
飼い主がその「名前」にどんな想いを込めて名づけたかによって
猫への響き方が違ってくるように思います。

猫の世界に「名前」という概念がなかったとしても、
その「名前」に飼い主が込めた想いは必ず伝わっているはずです。

猫にとって世界で一番素敵な言葉は自分の「名前」なのでしょうね。

それは人間にとっても実は同じだと思います。

・お父さん
・お母さん
・お兄ちゃん
・お姉ちゃん
・アダ名
・苗字
・役職 (社長、部長、係長など)

人はいろんな呼ばれ方をします。
それぞれに良さがありますよね。

でも、人間にとっても、世界で一番素敵な言葉は
やっぱり猫と同じで、

「自分の名前」

だと思うのです。

特に「下の名前」というのは特別なものです。
親があらゆる日本語の中から選んだ「最高の言葉」なのですから。

好きな人から「下の名前」を呼ばれると嬉しいものです。

猫にとって好きな人は?
猫にとって世界で一番好きな人は?

それは、飼い主である「あなた」なのです。

猫が世界で一番好きな「あなた」が、名前を呼んでくれる。
そのことは猫にとって何よりも幸せな「音」なのです。

猫は自分の名前呼ばれるたびに、実は幸せを感じているのです。
だから、猫にたくさん名前を呼んであげてください。

私がこの新聞の記事に出会わなければ、こうして今、読んでくださっている
あなたとも出会えなかったのですね。
それを考えると、とても不思議な感じがします。

私は猫を飼ったことがありません。

でも猫に対する愛情が芽生えてきました。
もしかしたら、いつか猫を飼う日がやってくるかもしれません。

もしそんな日がやってきたとしたら……

飼う猫はもう決めています。

・子猫
・白い猫

です。

そう、あの雨の日、私の家の中に逃げ込んで、
短い時間の隠れんぼを楽しんだ、あの白い子猫に似た猫
です。

出会いは突然やってきます。

心のセンサーが反応したら飼ってみようと思っています。
そんな日が来るのを楽しみに、毎日を過ごしていきます。

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