NARUTO・僕のヒーローアカデミア・3月のライオン「原作者としての覚悟」

世界的な大人気マンガ「NARUTO-ナルト-」
の連載終了と時を同じくして週刊少年ジャンプに現れたのが

「僕のヒーローアカデミア」

です。

原作者は堀越耕平先生。

堀越先生はNARUTOに憧れてマンガ家になりたいと思ったそうです。
その憧れのNARUTOの原作者である岸本斉史先生との対談
を読んだのですが、とても興味深いものでした。

お二人の対談の中では

・NARUTO-ナルト-
・僕のヒーローアカデミア

はもちろんなのですが

・ONE PIECE

などの話も出てきて、とても読み応えのあるものでした。

私は読み終わったあとに、
あるマンガと原作者のことが頭に浮かびました。

スポンサーリンク

そのマンガというのは

「3月のライオン」

です。

私は以前に、3月のライオンの原作者の
羽海野チカ先生のインタビュー記事を読んだことがあります。
その中にとても印象的な言葉があったのでとっておいたのです。

改めて読み返してみると

・NARUTO-ナルト-「岸本斉史先生」
・僕のヒーローアカデミア「堀越耕平先生」
・3月のライオン「羽海野チカ先生」

には原作者としての共通点があることを発見しました。

3人は年齢もキャリアも違いますが
大人気マンガの原作者であることが共通しています。

そしてもっと共通しているのが

「マンガ原作者としての覚悟」

です。

私が3人の覚悟を感じた記事の箇所を紹介させていただき、
独自にもっともっと深堀りしていきたいと思います。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●「僕のヒーローアカデミア」堀越耕平先生

実は『僕のヒーローアカデミア』を始める時に、
「楽しく描こう」という気持ちと一緒に、
『NARUTO』や『ONE PIECE』と「対等に戦ってやろう!」
という気持ちもあったんです。

前までの連載では、そこまで強い気持ちを持てていなかった。
その気持ち持てたから、今うまくいっているのかもしれない
と思うんです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●「NARUTO-ナルト-」岸本斉史先生

「『ONE PIECE』みたいなマンガを描きたい」
『NARUTO』みたいなマンガを描きたい」じゃなくて、
「倒したい」と思って描かないと駄目だと思うんですよ。

そしてマンガを描く以上、『ONE PIECE』の壁を超えたい
と思って描かきなきゃ駄目。相当高い壁ですけどね。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●「3月のライオン」羽海野チカ先生

私たちの世界では『ONE PIECE』がありますが、
「『ONE PIECE』にはどうせかなわないから、
追いつきたいなんて思ったって無駄だ。」と、
努力を放棄したんじゃダメなんです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

スポンサーリンク

岸本斉史先生と『ONE PIECE』の原作者・尾田栄一郎先生は同い年で同学年です。
お二人は仲良しのようですが、お互いに尊敬し合っているのですね。

週刊少年ジャンプという日本一のマンガ雑誌の2枚看板ですから
当然ライバルでもあるのですが、共にジャンプを支える
戦友のような関係なのかもしれません。

ライバルであってもお互いに尊敬し合っている。
本当に素敵な関係だと思います。

岸本斉史先生はマンガ『DRAGON BALL』
から強い影響を受けていらっしゃるそうです。

インタビューの中で岸本斉史先生

「マネをしようとしたつもりはまったくないですけど、
僕が『DRAGON BALL』を読んで好きだった部分が
自然とにじみ出てしまったんだろうなと思います」

とおっしゃっています。

堀越耕平先生

「読者の方に『NARUTO』と比べられることも多いんですよ。
たまたまネットを見たら「『NARUTO』のパクリだ」
みたいなことがいっぱい書いてあって…。」

とおっしゃっています。

岸本先生は堀越先生に対して

「それはないと思う。能力ものだったら何かしら似てきますし、
別に気にしないでいいじゃないですか」

とおっしゃっていますので、堀越先生は気にすることなく
この調子で素敵なマンガを描いていただきたいですね。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
『NARUTO-ナルト-」岸本斉史先生
にとって、超えるべき壁は

・DRAGON BALL
・ONE PIECE

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
『僕のヒーローアカデミア」堀越耕平先生
にとって、超えるべき壁は

・NARUTO-ナルト-
・ONE PIECE

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
『3月のライオン」羽海野チカ先生
にとって、超えるべき壁は

・ONE PIECE

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

こんな関係が成り立っているのですね。

現在20代のマンガ家の方は

・NARUTO-ナルト-
・ONE PIECE

に憧れてマンガ家になられた方が多いでしょう。
スポーツものであれば

・スラムダンク

でしょうか。

・NARUTO-ナルト-
・ONE PIECE
・スラムダンク

若手マンガ家の方にとっては目もくらむような、
とてつもない大ヒットを記録している神のようなマンガです。
いずれも世界中で大人気のマンガでもあります。

岸本先生のお話の中に出てきたのですが、
ONE PIECEの尾田栄一郎先生も岸本先生ご自身も
常にいつ連載を打ち切られるかもしれないという
恐怖の中でいつも描いている
そうです。

周りから見れば『NARUTO』や『ONE PIECE』を打ち切る
なんてあるわけないだろうと思ってしまいますが、
ご本人は全く違う意識でいらっしゃるのです。

だからこそ、あれほどの大人気のマンガを書き続ける
ことが出来ているのかもしれません。

突然話が変わりますが、
よろしければイメージしてみてください。

ここに将来マンガ家になりたい1人の少年がいます。その少年が

「僕は将来『ONE PIECE』や『NARUTO』より人気のあるマンガ家になる!」

と友達や親に言いました。

どんな答えが返ってくるでしょうか?
きっといろんな反応があるでしょうね。

「そんなの無理だよ」と言われるかもしれません。

「きっとなれるよ」と言ってくれるかもしれません。
だとしても、この少年が本当にそれ程のマンガ家になれるとは思っていないでしょう。

でもその少年だけは信じている。

自分は『ONE PIECE』や『NARUTO』を超える、と。

きっと岸本斉史先生は『DRAGON BALL』を超えることを
きっと堀越耕平先生は『NARUTO』を超えることを
決意してマンガ家を志したはずです。

岸本先生にとっては『DRAGON BALL』の鳥山明先生は大先輩ですし
堀越先生にとっては尾田先生や岸本先生は大先輩です。

ですから

岸本先生が鳥山先生に対して
堀越先生が尾田先生や岸本先生に対して

「僕はあなたを絶対に超えてみせます!」

と宣言することはないでしょう。

でもきっと心の奥底ではその思いを秘めているはずです。
そしてそれは岸本先生が堀越先生におっしゃっているように
先輩から後輩への願いでもあるのです。

過去に何かの本で読んだもので印象に残っていることがあります。
それは

「追いつきたい」と「超えたい」は全然違う。

ということです。

追いつきたいという程度の気持ちでは、絶対に追いつくことはできない。
超えたいという気持ちがあって、初めて超える可能性が生まれる。

そういった内容でした。

だから岸本先生は堀越先生に対して

「倒したいと思って描かないと駄目」

とおっしゃったのですね。

・DRAGON BALL
・NARUTO-ナルト-
・ONE PIECE
・スラムダンク
・僕のヒーローアカデミア

日本だけではなく、海外でも人気になる
マンガには絵や言葉に何かが宿っています。
その何かを掴んだマンガ家だけが海外でも成功できます。

言葉の意味が分からない。
何の絵なのか分からない。

海外の方が日本のマンガを読んだときは誰でもそう感じます。

分からない。
だけどなぜか心が惹かれてしまう。

この言葉の意味は何だろう。
どうしても知りたくて日本語を勉強する。

この絵のものはいったい何だろう。
どうしても知りたくて日本の文化を勉強する。

どうしてもという衝動を抑えきれないほどの魅力を
秘めているマンガだけが世界中で成功するのです。

僕のヒーローアカデミアはまだ世界ではあまり知られていません。
でもNARUTOの岸本斉史先生は『僕のヒーローアカデミア』は
海外の方にも受け入れられるとおっしゃっています。

ですので『僕のヒーローアカデミア』も
何年後かには世界的な大人気マンガに成長していることでしょう。

ヒットするマンガの条件は

・画力
・ストーリー

です。

しかし

世界的に大ヒットするマンガの条件は

・画力
・ストーリー

・魔力

なのです。

魔力のあるマンガだけが、言葉や文化の壁を超えてあらゆる人の心を捉えるのです。

魔力の正体とは果たして何か?

確かなことは『僕のヒーローアカデミア』が魔力を宿すとき、
それは世界的に大ヒットするときです。

そしてそれは時間の問題です。
その日がやって来るのを楽しみに待ちましょう。

スポンサーリンク