将棋連盟谷川浩司会長の後任は誰?羽生善治や佐藤康光でいいの?

将棋連盟会長である谷川浩司九段が、三浦弘行九段の不正疑惑問題の責任をとって職務を辞任することが発表されました。

そうなると気になるのが谷川会長の後任には誰がなるのかということになります。

一部報道などでは、佐藤康光九段や羽生善治三冠などが有力視されているようです。

しかし私は将棋ファンの1人として、この人事に反対します。

それは羽生さんや佐藤さんに能力がないからではありません。

お二人とも将棋連盟会長の職務を全うするだけの能力も人望もあると思っています。

それなら二人のどちからでいいのではないかと思われるかもしれません。

しかし、それは違うと私は考えています。

その理由について書かせていただきたいと思います。

よろしくお願いします。

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次の将棋連盟会長が羽生善治さんや佐藤康光さんではダメな理由


【羽生善治さん】

【佐藤康光さん】

繰り返しになりますが、羽生さんも佐藤さんも素晴らしいお人柄です。

将棋棋士からもファンからも愛されている人物です。

年齢に関しては

・羽生善治さん…46歳
・佐藤康光さん…47歳

です。

組織のトップになるのにはまだ若いかもしれません。

ですが私がお二人が将棋連盟会長になるのに反対するのは、年齢が若いからという理由ではありません。

私が反対するのは「羽生善治さんも佐藤康光さんも現役バリバリのトッププレイヤーだから」です。

将棋連盟の会長をするということは、将棋棋士と二足のわらじを履くということです。

別の表現をしますと、2つの職業を同時にするということです。

しかもどちらも本業であり、どちらかが副業という訳にはいかないのです。

仮に将棋連盟会長を本業にして将棋棋士を副業にしてしまうと、間違いなく将棋棋士としての成績は落ちます。

その理由は明確で、将棋の勉強に使える時間が激減するからです。

しかも組織のトップに立つということは、社長になるということと同じです。

スポンサーさんとの打ち合わせや、イベントの企画や参加、その他の仕事も多岐に渡ります。

そんな合間を縫って将棋の勉強をしなくてはならなくなるのです。

しかもトップとしての悩みは常に頭の中にあります。

いざ将棋の勉強をしようと思ってもそれらが頭をよぎって、なかなか集中できなくなることもあるでしょう。

残酷な言葉で言えば「将棋が弱くなってしまう」のです。

では将棋棋士を本業にして、将棋連盟会長を副業にしてしまうとどうなるのでしょう。

それは明白で、将棋連盟が崩壊してしまいます。

組織のトップがいい加減な意識でやっていてはダメになるに決まっているからです。

谷川浩司会長も現役バリバリのトッププレイヤー「でした」。

「でした」と過去形で言わなくてはならないのは悲しいことなのですが事実なのであえて書きます。

ちなみに私は谷川浩司会長、正確には谷川浩司永世名人の大ファンであることをここで申し上げておきます。

谷川会長は棋士として名人になったこともあります。

そして永世名人という名人を5期以上務めた人にしか与えられない称号も手にしています。

谷川会長が将棋連盟会長に就任したのは、彼が順位戦でA級の時でした。

しかし棋士と将棋連盟会長の二足のわらじは激務を極め、その影響もあり、現在はB級1組というクラスに属しています。

とは言え、B級1組を維持してるだけでも大変なことなのです。

谷川会長のご自宅は神戸にあります。

ですが将棋連盟会長としての仕事は東京であることがほとんどです。

ですので、神戸と東京を往復する日々を過ごされていました。

将棋の勉強をするのは新幹線の移動時間などしかなかったようです。

羽生善治さんも佐藤康光さんも、現役バリバリの棋士です。

これから更にタイトルを獲得したり、名人に返り咲く可能性も充分にあります。

そんな二人に将棋連盟会長をさせてはいけないと思うのです。

正確には、まだ早いと思うのです。

仮の話ですが、10年後、将棋棋士としてはもう上に行くことは出来ないとご自身が思われたのなら、そして周囲が望むのではあれば、将棋連盟会長になってもいいと思います。

もしかすると羽生さんや佐藤さんが将棋連盟会長になれば、組織としては良くなるのかもしれません。

でもお二人がプロの将棋棋士として過ごせる時間は間違いなく短くなります。

将棋の歴史に名を残すお二人にそんなことをさせてはいけないと思うのです。

これが私が羽生善治さんと佐藤康光さんを将棋連盟会長の後任にすることへの反対理由です。

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谷川浩司会長の後任にふさわしい人物とは誰なのか?

では谷川浩司会長の後任にふさわしい人物とは誰になるのでしょうか?

これは私の個人的な意見なのですが、以下のようになります。

・棋士としての実績がある
・周りの棋士からの人望がある
・現役としてのピークを過ぎている

このような感じです。

まず実績に関してですが、少なくともタイトルを獲得していることが望ましい思います。

やはり結果を残された方の言葉には説得力があるからです。

次に人望に関してですが、会長になるためには棋士総会で信任されなくてはなりませんので、これも必要になります。

そして最後の項目は失礼を承知で書かせていただきました。

現役としてまだまだ上に行きたいという思いがあるのであれば、現役に専念すべきです。

将棋連盟の会長になるのは、現役としてはこれ以上はないけれども、愛する将棋のために全力を尽くしたい。

そう思える人物でなくてはならないと思うのです。

まだ上に行けるという思いがあれば、それは未練になってしまい、会長の職務に専念できなくなってしまうからです。

私の頭の中には具体的な棋士の名前が何人か浮かんでいます。

しかしその方の名前ここで書くのは失礼に当たると思いますので、ここでは書きません。

私としては、3つの条件を満たしている方に次の将棋連盟会長になって欲しいと願っています。

まとめ

以上、谷川浩司会長の後任について書かせていただきました。

いかがでしたでしょうか?

なかなかデリケートな問題なので難しいことが多いですね。

一番大切なのは将棋界を発展、存続させることです。

しかしそのために現役のトッププレイヤーが犠牲になってはならない。

私はそう思っています。

そして最後に谷川浩司さんについて書かせてください。

今回、谷川浩司会長が辞任することは大変残念なことです。

しかし私はどこでホッとしているところがあります。

将棋連盟会長という重責から解放された谷川九段が再び将棋に専念出来るのであれば、それは1人のファンとしてとても嬉しいことだからです。

難しいことかもしれませんが、再びA級に復帰して欲しい。

そしてこれは夢だと笑われるかもしれませんが、再び名人戦に登場して欲しい。

そして究極的には最年長名人を獲得して、前将棋連盟会長である米長邦雄さんの記録を更新して欲しいと願っています。

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