事件と事故の違いとは?「ニュースから95%の正解を抽出する方法」

テレビや新聞などのニュースで、事件や事故という
言葉を目にしない耳にしない日は1日もありません。

私はいつものように何気なくニュース記事を見ていたのですが、ふと思いました。

『事件』と『事故』の違いとは何だろうか?

いい機会でしたので、熱が冷めないうちにと思って、
自分なりに両者の違いを調べてみました。

その結果、今までは漠然と捉えていた2つの言葉の違いが、
かなり明確に理解できるようになりました。

「ニュースの見方、そのものが変わった!」

今はそのように感じています。

もしよろしければ、読んでいただけると嬉しいです。
少しでも、あなたのお役に立てれば幸せです。

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【目次】
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1.「事件 → 事故」という順番で理解することの重要性

2.『事件』の意味

3.『事故』の意味

4.事件と事故の違いを「2行」で表現すると…

5.事件なのか? 事故なのか? 正しく切り分けることが生命線

6.ニュースを正しく読み取るための3つの視点

7.まとめ

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1.「事件 → 事故」という順番で理解することの重要性

これは私が事件と事故の意味の違いを調べていて気づいたことなのですが、

「事件 → 事故」の順番で意味を知ることで、2つの言葉の理解が深まる

ということです。

意味を知る順番は

◯…事件 → 事故

がおすすめです。

こうすることで、両者を混乱することなく、
シンプルに理解することが出来るようになります。

2.『事件』の意味

まず一番重要なことをお伝えします。

それは、

『事件』という言葉は、本来、
『事故』を含む広範囲の意味を持つ言葉

であるということです。

それを踏まえたうえで、事件という言葉の意味を説明します。

『事件』とは、犯罪の疑いがある事実

です。

犯罪というのは、違法行為という意味です。
これは故意なのか、過失なのかは問いません。

つまり、

「本人にその意思がなくても、それが過失であり、
違法行為であれば、犯罪になり、事件になる」

ということです。

自動車にまつわる『事件』と『事故』を例に挙げます。

ある2つの『事実』があったとします。

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Aという『事実』
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「車の運転手がスマホを見ながら運転をしていて、
横断歩道を歩いていた人に気づかず、はねてしまった。

結果、相手を死なせてしまった。
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Bという『事実』
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「車の運転手は充分な安全確認をしながら、運転をしていた。
お酒も飲んでいないし、制限速度も守っていた。
すると、赤信号で立ち止まっていた人が、突然車の前に飛び込んできた。
運転手は急ブレーキをかけたが間に合わず、はねてしまった。

結果、相手を死なせてしまった。

 警察の検証の結果、飛び込み自殺だということが分かった。」
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相手をはねて、死なせてしまったという『事実』は、AもBも同じです。

しかし、

・Aの運転手には『過失がある』ので『事件』です。
・Bの運転手には『過失がない』ので『事故』です。

正確に言いますと、Bの場合でも、事故という言葉を使うためには、
運転手の過失がなかったことが立証される必要があります。

よくニュースで『交通事故』という言葉を目にします。
ですが、交通事故の多くは、運転手の過失によるものです。

なので、

本当は『交通事故』ではなく『交通事件』であるケースが多い

のです。

・飲酒運転
・スマホを見ながらの脇見運転
・制限速度オーバー運転

このような運転手の過失が原因で起きた事なのであれば、

それは

『交通事件』

なのです。

ですから、ニュースは

「容疑者とされた人物に『過失』があったのか、なかったのか?」

という視点で見ることがポイントになってきます。

故意であれば『事件』という言葉とすぐに結びつきます。
しかし、故意でなかったとすれば(そのように容疑者が証言していれば)、
それを無意識に『事故』と呼んでしまいがちになります。

ですが、

違法行為であれば、それが故意でなかったとしても、過失があれば『事件』になる

ということなのです。

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3.『事故』の意味

『事件』の意味を理解したあとであれば、『事故』の意味の理解が早くなります。

『事件』とは、犯罪の疑いがある事実

でした。

それに対して、

『事故』は、犯罪の疑いがない事実

のことを言います。

ここで凄く重要になってくるのは、

『事件』か『事故』かすぐに判断できなかったら、まずは『事件』として取り扱う

ということです。

2で

『事件』という言葉は、本来、
『事故』を含む広範囲の意味を持つ言葉

と書きました。

これを、つい先ほど挙げた

『事故』は、犯罪の疑いがない事実

という説明と見比べてみてください。
そうすると見えてくるものがあります。

それは、

『事故』という言葉は、本来、警察の検証の結果、
犯罪ではないと立件された出来事についてのみ、使用してよい

ということです。

本来は、そういう意味なのです。

出来事には、その時点では『事件』か『事故』を断定できない場合もあります。
ですから、その場合は保留という意味で、別の言葉を一時的に使うことが望ましいのです。

少なくとも、

立件もできていない段階で『事故』と断定するのはミスリード

です。

『事件』と『事故』の中間にある言葉がなければ、
現時点ではまだ出来事の詳細が分からないのであれば、

「事件の疑いもあるとして~」
「事件と事故の両方の側面から~」

とった言い回しを使うべきです。

本来であれば、そうすべきなのです。

4.事件と事故の違いを「2行」で表現すると…

『事件』と『事故』の違いを説明してきましたが、
実はこれはシンプルに説明できます。

それは、

『事件』…違法行為があった場合
『事故』…違法行為がなかった場合

これだけです。

繰り返しますが、故意かどうかは問題ではありません。
基準は、違法かどうかということです。

日本は法治国家です。

『事件』と『事故』も、法によって切り分けられる

のです。

5.事件なのか? 事故なのか? 正しく切り分けることが生命線

ある出来事があったとします。
現時点では、それが事件なのか事故なのか分かりません。

そこで一番大切になってくるのは、出来事に対して、

『事件』なのか? 『事故』なのか? を正しく切り分けること

です。

一見すると『事故』だったが、調査をした結果『事件』だった。

これはよくあることです。

なので、まずはこの切り分けが重要なのです。

まずは、と書きましたが、

「この切り分けが全て」

と言っても言い過ぎではありません。

それは、

『事件』か『事故』の切り分けは入口ですが、
入口を間違ってしまうと、正しい出口から出ることは絶対に出来ない

からです。

『事故』を『事件』として調査するのは必要なことです。

それは、

『事件』の中に『事故』も内包している

からです。

ですが調査をやることなく『事故』と断定することは、
生命線である切り分け、つまり入口を間違えてしまう危険性が高いのです。

そうです。

本当は『事件』かもしれないのに、間違って『事故』として取り扱ってしまう危険性がある

ということなのです。

これは入口の時点で間違っていることになります。
つまり出口は絶対に事実とは違ってきます。

事件と事故を正しく切り分けることが生命線

なのです。

6.ニュースを正しく読み取るための3つの視点

世の中にはたくさんの情報が溢れています。
テレビや新聞やインターネットなどのニュースもその情報の一部です。

「いったい何が正しくて、何が間違っているか分からない」
「自分みたいな一般人には、本当のことは分からない」

そう思われる方も多いかもしれません。

ですが、安心してください。
大丈夫です。
あなたは心配する必要はありません。

それは、

「世の中のニュースを正しく読み取ることが出来れば、95%のことは分かる」

からです。

あとの5%は極秘情報なので一般人が知ることは出来ませんが、
95%まで分かれば充分なのではないでしょうか。

そのために私が日頃から行っていることをご紹介します。

「ポイントは3つ」

あります。

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1.事実なのか? 意見なのか?
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ニュースを正しく読み取るために一番大切になってくるのは、伝えていることが

「事実なのか? 意見なのか? を正しく切り分ける」

ことです。

ここでも「切り分ける」という言葉が出てきました。
それだけ、この言葉はそれだけ重要だということです。

事実と意見の違いというのは、辞書の説明を読むと、結構小難しいことが書いてあります。
なので、できるだけ、あなたがイメージしやすいように、
ベタなで恥ずかしいのですが、私なりに例を考えてみました。

ここにAさんという男性がいるとします。

このAさんには、あなたの同僚でも先輩でも後輩でも構いませんので、
あなたが『あまり好きではない男性』の名前を入れてみてください。

『事実』…Aさんは「男性」です。
『意見』…Aさんは「ブサイク」です。

こういうことです。

Aさんが男性であるということは、他の誰から見ても同じです。
Aさんは生物学的にも男性です。

Aさんが『性転換手術』をしたとても、男性である『事実』は変わりません。

Aさんが男性であることは絶対です。
Aさんが男性であることを変えることは、100億円使っても不可能です。
これが『事実』ということです。

しかし、Aさんが「ブサイク」であるかどかは、人によって考えが異なります。

親にとって我が息子は『世界一の超絶イケメン』です。
例え息子が周りの人からどんなふうに言われていたとしても、
それは親が生きている限りずっと変わらない愛情なのです。

つまり『絶対的なイケメン』は、この世に存在しませんし、
同じ意味で『絶対的なブサイク』も、この世に存在ません。

箇条書きでまとめると、

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『事実』

・1つだけ。
・絶対不変。
・100年経っても変わらない。
・立場によって変わらない。
・論理

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『意見』

・無限にある。
・コロコロ変わる。
・1分で変わる。
・立場が変われば変わる。
・感情 (事実の裏付けがある場合と、ない場合がある)

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このような感じです。

ですから、ニュースを読み取るときは、

これは「客観的」な『事実』だろうか?
それとも「主観的」な『意見』だろうか?

この判断基準を持つようにすると、入口で間違う可能性がグンと減ります。
これだけでも、ニュースを見る目が変わってきます。
ニュースが光って見えるようになります。

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2.整合性がとれているか?
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整合性という言葉を別の言葉で表現すると、

「つじつまが合う、つじつまが合わない」

というとこです。

「つじつま」という言葉は一般的にも広く使われている
言葉なので、こちらの方が分かりやすいかもしれませんね。

人は、本当のことを、事実を言っているときは、整合性がとれます。
しかし、事実とは違うことを言っていると、整合性がとれなくなってきます。

別の言葉で言いますと、

「言ってることと、やってることが違う」

ようになってくるのです。

つまり、

「言葉と行動がズレてくる」

のです。

言っていることと、やっていることが違うということは、何かがおかしいということです。
難しそうですが、実はそんなことはありません。
すごく簡単なことなのです。

それは、

『事実』をたくさん集める。
そして『事実を眺める』だけ。

だからです。

真剣に頭を抱えて考える必要はありません。
事実をただ、ボーっと眺めればいいのです。

すると、なぜか自然に、

『真実』

が浮かび上がってきます。

これは才能ではありません。
これは経験です。

ぜひ、気楽にやってみてください。

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3.言葉の定義を決める
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私たちは、普段何気なく言葉を使っていますが、言葉の定義に対して実は凄く曖昧です。
よく分からない状態で、言葉を使っているのです。

この記事で使った主な言葉を以下に並べます。

・事件
・事故
・過失
・事実
・意見

これらには言葉の定義があります。
でも、それを正しく理解している人は少ないです。
もちろん正確な意味を知ることが一番重要です。

ですが、それよりも大切なことは、

「自分なりの言葉の定義を持つ」

ということです。

もしかすると、その理解は間違っているかもしれません。
でも、それは別に構わないのです。
曖昧に何となく知っているつもり(=つまり何も知らない)よりは数段上にいます。

自分なりの言葉の定義を持っているということは、
その言葉に対して思考したということです。

自分なりの言葉の定義を持っていないということは、
その言葉に対して思考していないということです。

思考していないということは、無条件に受け取っているということです。
ですが、その受け取ったものは果たして正しいのでしょうか?
そんなことを、私は最近よく考えています。

7.まとめ

事件と事故の違いは?
「ニュースから95%の正解を抽出する方法」
について書いてみました。

いかがでしたでしょうか。

私はこの記事で、『事件』と『事故』の違いについて書いてきました。
私なりにいろいろと調べたうえでの結果です。
そのうえで、このような認識や定義を今は持っているということです。

あなたには、私とは違った正解があるかもしれません。
ぜひ、あなただけの正解を見つけてください。

ありがとうございました。

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