渡辺明(将棋永世竜王)の集中力と「就活第一志望最終面接理論」

渡辺明さんといえば、将棋の天才棋士の一人です。

将棋界は天才の集まりなのですが、その中でも突出した天才、
超天才の棋士が現役では3人いらっしゃいます。

谷川浩司さん
羽生善治さん
渡辺明さん

です。

将棋ファンの数だけ意見があると思うのですが、私はそんなふうに思っています。

3人の共通点は中学生で四段、つまり将棋のプロになったことです。
短絡的かもしれませんが、

中学生プロ棋士 = 超天才

の定義は、あながち間違っていないような気がします。

現在のところ、渡辺明さんに続く中学生プロ棋士は誕生していません。
渡辺明さんがプロになって15年以上経ちました。

天才は毎年出てきますが、超天才はなかなか誕生しないのです。

そんな渡辺明さんですが、ブログがとても面白いです。
奥様もブログで渡辺家のことをよく書かれていて、マンガ雑誌でも連載されています。
それらを読むと、渡辺明さんのことが良く分かって面白いですね。

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渡辺明さんは将棋のタイトル戦によく出場されます。
タイトル戦に出られるというのは将棋が強いという証明でもあります。

渡辺さんはタイトル戦の楽しみの1つが
「食事」と「おやつ」だとおっしゃっています。

実際に将棋のタイトル戦を観ていると、真剣勝負の中で、
両対局者がモグモグとおやつを食べているのは、
ギャップがあって、なんだか微笑ましいものがあります。

さて谷川浩司さん、羽生善治さんに次ぐ将棋の超天才である渡辺明さん。

その強さの秘密は何かと考えてみました。

もちろん

・才能
・努力

この2つが大部分を占めていると思います。
これにもう1つ加えるなら、私は

「集中力」

だと思うのです。

幾ら渡辺明さんが将棋が強くても、集中力が無く心が乱れていては勝てません。
新人の棋士が相手でも負けてしまうかもしれません。

私は渡辺明さんの本を読ませていただいたのですが、
渡辺さんの集中力は「用意周到な準備」から生まれているという結論に至りました。

この本は渡辺明さんの将棋に対する考え方を中心に書かれているのですが、
将棋以外の日常生活やビジネス、そして就活などにも応用できると思いました。

本の中で特に印象に残った箇所を紹介させていただきます。
単純でシンプルで当たり前のことかもしれません。
でもとても深いものが込められているように感じました。

●渡辺明さん
「将棋会館で対局する場合、開始の一時間前には
最寄り駅に着くよう心がけている。
喫茶店に入ってコーヒーを飲みながら、新聞を読んだりしている。
喫茶店までたどり着けば、将棋会館は徒歩圏内ということで、一安心だ。」

●渡辺明さん
「別に将棋に限らない。
大事な会合や人との待ち合わせに臨む場合にも
必要なことではないだろうか。」

以上です。

将棋の対局では集中力が勝負を左右することが多いです。
その集中力を最大限に発揮するためにも、
渡辺明さんは時間に余裕を持って対局に臨まれているのしょう。

将棋の対局では遅刻に対して罰則があります。

「遅刻した時間 × 3」

が持ち時間から差し引かれるのです。

例えば

・持ち時間…4時間
・遅刻時間…30分

だとすると

4時間 - (30分×3=1時間30時間) = 2時間30分

このように持ち時間が減ってしまうのです。
持ち時間というのは「考えられる時間」のことです。

将棋というのは「最善手を発見する戦い」です。

その最善手を発見するのに
「10分あれば発見できたのに、1分しかなかったので発見できなかった」
ということは、将棋の勝負ではよくあることなのです。

それくらい、将棋では「時間」が大切なのです。
遅刻をして時間を差し引かれるということは、
勝負をする前から不利になってしまうのです。

渡辺明さんほどの実力者であれば、多少時間が減っても大丈夫かもしれません。
それでもやはり、心は乱れます。

遅刻してしまった自分を悔やむ気持ち、
遅刻して待たせてしまった相手に対する申し訳なさ、
いろんなマイナスの感情が湧き出してくるでしょう。

そんな僅かな心の乱れが敗戦に繋がる

それを避けるために、集中力を最大限に発揮するため
渡辺明さんは余裕を持って対局に臨まれている<のでしょう。

詳しくは存じないのですが、交通機関の事故などによる遅れなどがあった場合、
事故の証明書を発行してもらえば、時間の罰則はないと聞いたことがあります。

でも渡辺明さんは、そんな交通機関の事故なども想定の中に入れて
1時間以上の余裕を持って対局に備えていらっしゃるのです。

渡辺明さんが、それほどの準備をしているのはなぜか?

それは

「将棋に対する敬意」

だと思うのです。

一般の生活に置き換えれば

将棋 = 待ち合わせの相手

と言えるでしょう。

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私は、渡辺明さんの対局に備える準備を知ったときに
不思議なのですが、就職活動の最終面接が思い浮かんだのです。

それを私は

「就活第一志望最終面接理論」

と名付けました。

イメージしやすくするために、
女子アナウンサーに何としてもなりたい大学生がいると仮定します。

中学時代に女子アナウンサーに憧れるようになった。
高校時代は放送部に入った。

大学時代はアナウンス研究会に入った。
それに以外にも、アナウンス講習会や発声講座にもたくさん通った。

この女性は就職活動でも、当然各テレビ局の女子アナウンサーの募集に応募した。

女子アナウンサーは超人気の職種でもあり、倍率は1万倍とも言われています。
そんな中、この女性は最終面接まで残った

子供の頃から憧れた夢が叶うまであと一歩。
そしていよいよ、最終面接の当日がやって来ました。

この女性はどんな行動をとるでしょうか?

おそらくですが、渡辺明さんと同じように
最終面接会場であるテレビ局の近くの喫茶店に
1時間前には到着しているでしょう。

喫茶店であったかい紅茶などを飲みながら
心を落ち着かせて、面接が上手くいくようにイメージしたりするでしょう。

そして時間に余裕を持って喫茶店を出て、夢を叶えるための最後の戦いに臨むでしょう。

自分の人生を大きく左右する、二度とは巡ってこないチャンスを絶対にものにするために、
最大限の準備をやり尽くしてから、その戦いに臨むでしょう。

渡辺明さんは将棋の対局で、いつもいつもどんな時でも
就職活動の第一志望の最終面接に臨む大学生と同じことを実践されている
のです。

世の中には、時間にルーズな方もたくさんいらっしゃいます。
少しくらいなら遅刻してもいいじゃないか。
遅刻したくらいで怒るなんて器が小さいなと言う方もいます。

でも、そんな人であっても、自分にとって大切なこと
就職活動の第一志望の最終面接に遅刻することは絶対にない
のです。

時間を守るということは、相手に対する敬意を表します。
時間に遅れるというとは、相手に対して敬意がないことを表します。
いくら言い訳をしても、相手はそのように受け取るのです。

時間を常に守るということは、相手から信頼される1つの要素になります。
そしてどんな時でも時間に遅れないという人は、
その信頼を更に大きくしていくことが出来ます。

自分には全く責任のない、交通機関の事故などが理由だったとしも、
渡辺明さんは将棋の対局に遅れることはありません。

もしかしたら渡辺明さんは、将棋の対局の度に信頼を増やしている、
将棋の神様からの信頼を貯金しているのかもしれませんね。

●まとめ

渡辺明さんの将棋の本を読んで、就職活動の最終面接が思い浮かんだのは
日本中でも私くらいだと思います。
でも自分にとって凄く大きなものでした。

「人間は心から敬意を払っている人やコトに対しては絶対に時間を守る」

ということに気づけたからです。

一般の方にとって馴染みのある、
「どんなことがあっても遅刻しない人やコトって何だろう?」
と考えたときに真っ先に浮かんできたのが、

「就職活動の第一志望の最終面接の時刻」

だったのです。

時間を守るというのは、才能でも能力でもありません。
心構え次第で誰にでも出来ることです。

誰にでも出来ることですが、
誰にでも実践を続けることは難しいです。

遅刻をした方は、すぐにそのことを忘れますが、
遅刻して待たされた方は、そのことを忘れません。
それを自分に対する評価として受け取ります。

この双方の認識のギャップは怖いものがあります。
遅刻した方は、指摘されない限りそのことに気づくことはないからです。

どんな約束事でも

「就職活動の第一志望の最終面接」

と捉えられれば、遅刻することはまずなくなるでしょう。

「自分に対する信頼」を貯金するためにも時間を守るようにしたいものです。
私も渡辺明さんのように、日々実践していきたいと思います。

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